2020年10月17日に行われた、個人投資家向けの説明会に行ってきましたのでご報告いたします。
トビラシステムズとLibworkの説明会が行われましたが、
子供の面倒を見ていた都合で、トビラシステムズのお話は聞けませんでした。すみません。
Libworkの説明会につきまして
企業の説明会は、初めて生で(zoomでしたが)聞きまして、事前の質問及び説明会中の質問にも答えてもらい、IR資料を見ただけではわかりづらいところも丁寧に説明され、社長の人柄、考えがわかりますので、興味のある銘柄については説明会に積極的に参加しようと思いました。
説明会の内容
2020年6月期決算説明資料+中期計画資料+直近のIRを合わせた資料での社長の説明でした。
主な感想としては、
・終始瀬口社長が株価をとても意識していて、適切に対策されていること
→IRの開示が効果的に行われていることを再認識
→持株会にも力を入れており、社員にも株価の意識をさせる(タクエーホームも)
→中期計画は東証に何度も添削を受けて作成した(出前館の中期計画には?マークとのことでした)
→株主ファースト、顧客ファーストを徹底している印象
→2023年の時価総額500億は固いとの所感
→マイナスの開示があるときにはプラスの開示も入れるとのこと
→会社の価値は時価総額があらわしているとのこと
・ハウスメーカーとしての評価ではなく、住宅関連のプラットフォームをつくる企業として考えているとのこと
→社長はAmazonを参考にして、経営をしており、Amazonを役員に向かい入れ
、成長していき、「ハウスメーカーとしてトップになることを目指すのではなく、顧客のニーズを考えて事業を展開しておけばおのづと、評価されるメーカーになれる」とのこと
→e土地ネット、サブスク、建築家マッチングサイトなどを現在取り組んでいるが
まだまだ新しい事業をしていく。
社長の熱意や株主のことを思っていることも伝わりました。何より、従来のハウスメーカーとは全く違うビジネスモデルで、現在のPERについても納得できました。
私は短中期的に株を買っておりましたが、中長期的に購入しても優待・配当・成長性と抜け目がなく、プレミアム優待が1000株からなので少なくても1000株は長期的に持っておきたいと思います。
また、期待していた上方修正ですが
当初の売上95億の計画通り進捗していますか?との質問に、上振れはほぼほぼ見込まれるとポロっと漏らしておりました。(そのあと、確度が高まった際に適切に開示すると言ってましたが)
おそらく、今期の上方修正は今期が2021年6月末までなので、受注から売上があがるまで6カ月かかることを考慮すると、すでに確度の高い売り上げがでているが、社長の考え方を考慮すると、株価の動向を配慮しベストなタイミングで開示されると予想します。(4半期決算自体はよくないので、合わせて開示する感じか?)
以降は印象に残った内容を箇条書きします。
・無印の家:他会社に買って、libworkで取り扱うことができた。
・利益率を上げるため、自社内製化を進める。
・売上95億はものすごく保守的な数字
・経常4億は少ないのは、下方修正は絶対にしないため。
再度、緊急事態宣言が出ても最低限こなせる金額。
・はません店:集客率が高い
・Libworkの直近の目標は、戸建てのプラットフォームを作ること。一つはいい土地ネット。
・まだまだ知名度が低い。一般の人が知ってから、正当な株価になる。
・SketchはユニクロでいうGU。本家より安く、トレンドを追うブランド
・サブスク:CADメーカーと組む。2年で6000万費用が出るので、開発に費用は多くても追加で1000万くらい。CADメーカーとAIメーカーと組む。消費者は、設計士が作成したプランで納得できないケースが多々ある。
・AIで設計する(CG、VRなど)
・ROEは3年で25%
・株価を徹底的に上げたい
・ゴールドマンサックスが株主名簿に加わる:20万株
・プレミアム優待1000株保有がお勧め。
・タクエーホーム:原価管理ができていなかったため、libworkが買収後、利益を徹底的に上げる。
・経常4億のなかにはタクエーホームの利益が入っていない。
・e土地ネット:東京版、千葉版など今後出していく。
・e建売ネットを目指す。
・受注速報の開示に関して、東証に疑われたが本当の数字。プライム市場に上がってく中で、タマホームのように月次はまだできる段階ではない。受注速報は4半期ごとにだすことを約束。次回は1月の頭に受注速報を出す。
・中期計画:東証に突っ込まれる。出前館笑
・新しいプラットホームを年2~3出す。当たればでかい。建築家マッチングサイトはないので、チャンスあり。工務店にこだわりは消費者にないので、工務店お役割をlibworkが!
・建築家で建てたいのが住宅購入者全体の5%くらいいるので、そこの層を確実にとる。全体が20兆なら1兆の市場。
・YouTubeを伸ばせば、将来的なweb集客は万全。
・新しい工法を、大学教授と組んで考える。AIを活用し、家のチェックする。
・プライム市場への挑戦。
質疑応答:
・株式分割について:1000-2000円くらいがちょうどいい数字との考え。
・Sketchの関東向けは、九州で戦略を定め、関東に展開する予定。
・サブスク:設計データの収集。設計データの情報に著作権はない。
・M&Aは今後も確実なものがあれば買う。
・タクエーホーム側の売却理由:オーナーがやめたかったから。
・プライムへの挑戦として、流通株価100億、経常利益の2年間で25億が必要
・7-9月の受注速報は、期初予想からみてもいい結果。10-12の結果を見て、継続性を判断してもらいたい。
・建売メーカーはネットを活用した注文住宅メーカーが伸びている。来年1月ごろまでは伸びていくと予想。
・内田洋行とのIRのように、戸建てから内部(カーテン、雑貨、デスクなど)を攻めていく。
・大手雑貨メーカーと事業を計画中
・Libworkの家は、熊本地震で一棟も倒壊せず。
・野村総研のレポート:年々棟数が下がる見込み。
・現在は戸建てだが、リフォーム事業も考えてる。
・英語版のプラットフォームを作る想定はあるのか?
→今後検討
・Libworkの安価な住宅で100年住宅は作成できるか?
→在来木造→CLT→現在の在来木造よりいいものをつくることを目指す。
鉄筋コンクリートより、すみやすい家を作る。
最高の品質な住宅を安価で作ることが目標
・プレミアム優待はやめない。1000株以上の設定が負担にならない。
他社だと株数が多く持っていると優待が多くなるが、libworkの場合はなし。
・住宅メーカーのライバルが減っている。
・中古住宅の売買事業は伸びていく。
・競合は、住宅メーカーにいない。amazonを参考。3割の報酬の代わりに3割の株を与える考え方。
・子会社も持株会をつくる。
・株価が高いのでは→
住宅メーカーとしたら高いがamazonとしたら安い。
・全国展開について
→関東は来年までに攻める
・首都圏を攻める際のライバルは?
→メーカーではなく顧客のためを考えているので、他メーカーへの対策はしない。
・自社株買いについて
→安い時に買う。株主へのメッセージとして行う。
・サブスクについて他社はマネしないか?
→他社は特にメリットがないのでやらない。
・家の品質について
→大手ハウスメーカーと比べてもいい住宅を作っている。
以上
簡単ですがまとめさせていただきました。
何か質問等ありましたら、ツイッターまでご連絡ください。
行きたい説明会があるけど、時間が合わないという方がいましたら、都内の買いであれば、よければ説明会代行しレポートを簡単にまとめますので、ツイッターにご連絡ください。